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トルコ~いざヨーロッパへ~

2011年4月17日


「寒いねぇ。」
この言葉ばかり口から出てくる気がする。


宿に置いてあった他の旅人が置いていったセーターをもらったりして暖をとっている。
それでも外に出れば、パーカーのフードを被らなくてはやってられない日もある。



街のシンボルでもあるブルーモスクと呼ばれるスルタンアフメットというイスラム寺院。
ここだけは高い入場料を払わなくて済むので、足を運んだ。
実際に行ってみると想像より青くもなく、さらには大勢の観光客で溢れかえっていた。


その辺を歩いていると絨毯屋の客引きが慣れた日本語で話しかけてくる。
無視していたが、「この野郎!」などと言ってくる。
唾を吐き客引きを睨む。


つまらない街だと思ってしまったが、少し観光スポットを離れて歩いてみると下町風情のある場所にたどり着けた。
2階部分がせり出して作られたトルコの古い木造住宅。
インドと違ってミルクを足さないチャイをすすり、トランプをやる男たち。


寒さしのぎに入った有名でないモスクは観光客も少なく、静かな空間に居る事が出来た。
街の喧噪から離れてほっと出来る。


宿のあるヨーロッパサイドからアジアサイドに渡るフェリーでは安くチャイが飲める。
ボスポラス海峡を渡りながらチャイをすする。


香港のスターフェリーのように庶民の足でもあるので、価格も安いが何となく豪華な気分になれる。
錨のマークが入っているフェリーのトークンが格好よく、おみやげに持って帰りたくなった。



そうして毎日短い散歩を繰り返していると初めての土地での興奮も収まってきた。
良くも悪くも都会だ。


2~3日のつもりがもう6日目。
情報収集という名目の引きこもり生活も長くなってしまった。


この先は物価の高いヨーロッパ。
ヨーロッパはキャンプ生活が安いぞ、とインドで出会ったドイツ人に教わっていた。
僕はそれを実行すべくテントやキャンピング用のコンロを買った。


この先ブルガリアへ行こうと考えていたが、北へ上る事を考えると寒くて辛い。
ギリシャから来た女の子の話をきけば、暖かいというではないか。


ドイツ人の親父にも勧められていたギリシャ。
エーゲ海がどんなもんか見てくるか。


よし、次はギリシャだ。

街中で良く見かけた温度計 7℃!

桜を見かけて実家の八重桜を思い出す

サバサンドを食べたガラタ橋から

この狭い路地をこの後トラックが走り抜けて行った

下町風情のある路地 いろんな専門店が路地に並んでいた

夜のブルーモスク

スルタンアフメットモスク と言うのがブルーモスクの正式名称

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