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ベトナム~行ったり来たり~

2010年12月05日


今、中越国境のベトナムサイドのラオカイの街にいます。

ハノイから列車で10時間。着いたのは金曜日の夕方。


実はまたちょいっと中国に入ってました。


ラオカイから、ベトナム独立戦争の激戦地だったディエンビエンフーへバスで向かう予定でした。


ラオカイに着いたのはいいけれど、手元に相当な額の人民元があることに気がついたのです。
国境付近にたむろする闇両替に交換してもらおう、そう思い駅から国境へバイタクに乗りました。


バイタクに乗ってる間、以前も行った中国側の街である河口なら安く泊まれるし、怪しい河口の町の面白さを思い出し、両替をせずに国境を越え河口で宿を取りました。ただもうなんとなく、場当たり的な行動。

相変わらずの怪しい河口の街。怪しいビルから出稼ぎベトナム人娼婦がバイクでどんどんデリバリーされていきます。そのビルにも男たちがどんどん足を運んでいきます。


その様を見てると、客引き婆からお誘いがかかりました。
「友達を待ってるからいいや。」、そう断ってからしばらく話をしました。


僕が日本人だと分かると、客引き婆はすぐそばで飲んでる帽子を被った人を指して、こう言いました。


「あの人日本人、毎日毎日、何人も何人も、何回も何回も買ってるのよ。」


英雄色を好むとは言いますが、こんな英雄にはなりたくはありません。


晩飯におかずを自分で選んで食べる快餐という定食を食べ、ビールをちょっとばかり多く飲んでその晩は眠ることにしました。


そこからが最悪でした。
翌朝起きると、胃が痛い。トイレに行こうとするとふらふらする。
行って出す物を出すと、水ばかりが出てくる。


晩飯か水か何かあたったんかなぁ。


とりあえず、宿の向かいにある薬屋に行き「下痢」と書いた紙を見せて、薬を買いました。漢字の国で話が通じることにありがたみを感じながら、よそでスポーツドリンクみたいなものとバナナを買って宿に戻りました。


薬を飲んで一日眠ろう、そう思っていたのですが眠れません。
前と後ろが逆になっちゃったのかって位、ケツから小便な訳で。


窓のない汚い部屋で一日、トイレとベッドを行ったり来たり。
気が滅入ってきます。


今朝起きて、だいぶ良くなったと感じたのですが、寝てる間に軽く漏らしちゃってたようで、気分はどん底。
安宿を求め、中国に入った事を後悔せずには居られませんでした。



ラオカイに戻ろう。そう決めて宿を出て再び国境へ。
国境付近で両替を済まし、バイタクで市街地へ向かいました。


目的地に着くと、バイタクが最初と違う値段を要求してきました。
最初の値段を渡し、乗る前にドライバーにタバコ一本やったからいいだろってな感じで、笑ってすんなり終了。


そんなこんなで、今ラオカイのホテルにいます。



中国とベトナム行ったり来たり。
おかげでトイレとベッドを行ったり来たり。


少し先を見据えた計画が必要な気がし始めました。
旅の中での優先順位もはっきりさせなくちゃいけない気がしました。
 

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