インド~ガラムマサラ、ダラムサラ、ダライラマ~
2011年04月02日
デリーは大都会だった。
地下鉄も走り、一国の首都らしく巨大な何かがうごめいてる気がする。
バンコクのカオサンロードのように、デリーにもパハールガンジというバックパッカーの溜まるエリアがある。
しかし、僕は4年ぶりに再会した友人に教わったチベタンの難民コロニー、マジュヌカティラというエリアに行くことにした。
そこへ行けば美味しいチベット料理が食べられる。
そこからは予定する北インドへのバスが発着する。
そして何よりもしばらくの間インド人から離れることが出来るのが魅力だった。
地下鉄とサイクルリキシャを乗り継いでマジュヌカティラへやってきた。
幹線道路をはさみ、川沿いのエリアにそのコロニーはあった。
そのエリアに入ると道は狭く入り組んでいて、人がすれ違うので精一杯の幅しかないような場所もある。
コロニーの中心辺りにはお寺もあり、その前だけは小さな広場になっている。
チベット料理のレストランやホテル、雑貨屋に土産屋。
インド人の方が少ない、これまたインドらしくない場所である。
チベット人も、僕たちの想像するテント暮らしのような「難民」というものとはかけ離れ、ここで普通の生活を営んでいるように見える。見れば物乞いをする者はインド人ばかりだ。
見た目が日本人に近いチベット族の人たちには、どことなく親近感を覚える。
飯は「モモ」と言う日本の餃子に近いチベット料理があり、それを食べるとほっとする。
ヒンドゥーのように肉食を禁じていないチベットなので、肉料理も豊富にある。
中国政府によって侵略され、今現在大量の漢民族を送り込まれて文化的破壊が行われているというチベット。
今回お世話になった夫婦に見せてもらった写真の中には、インド側と中国側のチベット族の写真もあった。
4年前に行った雲南省の北部でも、ずたぼろになった服で巡礼をするチベタンの姿を見た。
まぁ、宿のチベタンのお兄ちゃんに話を聞いたら、しゃかりきになって独立を勝ち取ろう!とう人は実際少ないんじゃないかなぁ、だってここでの普通の暮らしもある訳だしね、とは言ってたけど。
温泉と上質なチャラスのあると言うマナリに行こうかと思っていた。
けど、ひとまずチベットの亡命政府あるダラムサラへ行く事にする。
ダライ・ラマの居住地でもあるダラムサラ。
なんだか呼ばれている気がしてならないのだ。
けど最近、移動が億劫。
