ラオス~ムアンクア・ウドムサイ~
2010年12月11日ディエンビエンフーで二泊し、三日目の朝、5時半発のラオスのムアンクア行きのバスに乗った。
5時半発の予定は6時出発。バスは多くのヨーロピアンのツーリストを乗せて出発。
ベトナム側出国はスムーズだった。
ラオス側でバスを乗り換えることはなく、同じバスでラオスも走っていく。
ラオス側のイミグレに到着して、ビザを取るのに時間がかかり、なんと最後の一人になってしまった。
日本人は2週間ならノービザでOKなんだけど、初めて来た国でノンビリしたいこともあり、1ヶ月のビザを申請。
フランス人のグループが、最後の一人になった俺をそばで待っててくれてようで、俺がビザを取ったのを確認するとみな笑顔でガッツポーズで迎えてくれた。
バスは山間の道を進んで行き、時には小川を越えたりもする。
道を作るため重機で削った山肌がもろに出ているのが、なんだか痛々しかったが。
ラオスのムアンクアの町の手前で河にぶち当たる。
バスを載せることも出来るはしけがあるが、乗客はバスを降ろされて渡し舟で対岸へ渡る。
ムアンクアは小さい町だった。
両替をすませて宿にチェックインして、あたりをぶらぶらした。
旅の途中で何度も名前を聞いた、ラオスの国産ビールがある。
そのビアラオという名のビールを川岸で飲んだ。これは旨いビールだ。
宿に戻ると、道を挟んだ向かいの町一番のホテルで結婚式をやっていた。
中庭でたくさんの人がテーブルを囲み、飲んだり食ったりしていた。
カラオケ大会やったりしていて、日本の結婚式と似ているような感じだった。
翌朝、起きてからどうしようか考えた。
なにせネットも無い小さな町である。情報がとぼしずぎる。
とりあえずバスターミナルまで行って、時刻表だけでも見ようと思った。
バスに乗ることも考え、バックパックも担いでトゥクトゥク乗ってターミナルへ向かった。
ターミナルと言っても、ただの広場に小屋があるだけ。
そばでは牛が草を食んでいたりして、のどかである。
ウドムサイという、ラオス北部の交通の要所へのバスが一時間後にあった。
ネットで見たときは、ムアンクアから4時間程度と書かれていたが、2時間半ほどで到着。
到着してターミナルでバスの情報を見る。
なるほど、バスターミナルもムアンクアより大きく、各地へのバスが出てるようだ。
バスターミナルのある通り沿いに多くの宿があったけれど、静かそうな少し通りを外れた宿にチェックイン。
街の名物の仏塔をみたりしたあと、夕飯を宿のそばで取ることに。
でかいトタン屋根のレストラン。メニューも無くて、調理場でものを見せてもらってオーダー。
牛肉を小さく切って炭で焼いたものとビアラオ。しょっぱい味付けの肉がビールにあうあう。
二本目のビールを飲み終えたころ、友人と酒を飲んでいた店の店主が手招きして俺を呼ぶ。
一緒に飲もうぜ。ってな感じだった。
かれらは、ラオスの焼酎なのか、ラオラーオという酒を飲んでいた。
英語も通じないので、身振り手振りとラオス語と日本語で会話。
会話になってないかもしれないけど、世界各国酔っ払いに言葉の壁は無いに違いない。
困ったら電話しろ、見たいな事で電話番号くれたりする。
ラオラーオもどんどん注がれて、つまみも何かの腸詰とかもち米のカオニャオをくれたりする。
何度も乾杯し、すっかり調子がよくなった僕は時間を見て帰ることにした。
ちょっと高いお会計になるかと思ったら、えらく安かった。
普段1万キップで飲んでるビアラオは8.000キップだったし。
ラオラーオはタダだった。
ご機嫌で宿に帰って、日記を書こうと思ったら着の身着のまま朝まで爆睡。
そして、朝起きると楽しかった分の大きな二日酔いが待ってました。
![]() ディエンビエンフーからムアンクアへの道中 バスの上に荷物を上げる乗客たち | ![]() ディエンビエンフーからムアンクアへ 悪路が続く |
---|---|
![]() 道路の拡張のためなのか大規模な工事が行われていた | ![]() ムアンクアを流れる川 |
![]() ムアンクアで遭遇した結婚式 | ![]() ムアンクアのバスターミナル |
![]() ウドムサイのレストラン | ![]() ウドムサイ ラオラーオだよと言って出された酒 これで撃沈して翌日二日酔い |
