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ラオス~さらばドンデット~

2011年01月7日


今朝7時、タイのバンコクにやってきた。


昨日の朝11時にラオスのドンデットを出て、1槽のボートと3本のバスと乗り継いで。



結局3週間も滞在したドンデット。
宿の家族や、ジャーマンのおっさんやノッポとはずーっと一緒にいた気がする。



正月には、焼肉鍋をご馳走になった。
レモンスクイーザーのような形をした鍋。ラオスではよく見かけた。



上で肉をジュウジュウ、下の受け皿部分で野菜や春雨をグツグツ。
皆でつつく焼肉鍋は格別の旨さだった。



その晩は宿のレストランで宴会。
ラオスミュージック爆音で飲んで踊って。
愛しのマギーさんとはビールを賭けたダンスバトルもした。



変なおじさんダンスで、ラオス人を爆笑の渦にまきこめた。
志村よ、ありがとう。



宿の主人には、隣の島の小さな新年会に連れて行ってもらったりもした。
高床式の住居の裏の、椰子の木が日よけになる場所にゴザをひいての宴会。
サラダというか、野菜やハーブをそのままかじり、焼き魚を食いながら。


沖縄の「おとおり」と同じく、ラオスでも回ってきたグラスは飲み干さなくちゃならない。
ビールはまだいいが、焼酎のラオラオはキツかった。



おかげで2時間後には記憶を失ってしまった。



宿の子供達は僕の名前をなかなか覚えてくれず、最後まで「アリガト!」と僕を呼んでいた。
僕はMr.アリガトになってしまっていた。



それでもかわいい子供達。
僕は今年は甥っ子にお年玉があげられないこともあり、宿の子供におよそ50円づつのお年玉をあげた。
宿のお母さんは何で私には無いの!とせがまれたりもしたけども。



宿を離れる前日、ぶっきらぼうな主人が僕に魔除けと道中の安全を祈願したというブレスレットをくれた。
オレンジと黄色の刺繍糸で編んだブレスレット。坊さんの袈裟と同じ色合いだ。



主人が僕にそれを着けてくれている時、うるっときてしまった。



出発の朝、子供らが学校に行くのを見送り僕は宿を出た。
二日酔いのおっさんと、ヤーバーが切れて爆睡していたノッポに別れを告げて。



島を離れるボートに乗り込む前、おっさんが船着場を見下ろすレストランに来た。
足を骨折しているため、普段はあまり外出しないのに。チャリンコ乗って出掛けるなんて。



「ビールでもどうだい?」



時間が無いのでそれを断り、ボートに乗り込んだ。
彼はハンモックに揺られながら、ビールを目一杯に注いだグラスを掲げて僕に向かって乾杯をした。




なんと酒飲みらしい見送り方だろう、と僕は思った。



映画「フォレストガンプ」でこんな台詞があった気がする。
ヒゲぼうぼうで走り続けるガンプに、少しづつ同行者が増えていくシーン。


「I've got a company.」
(僕に仲間が加わった。)

このおかげで、カンパニーが会社って意味だけじゃないことを知った大昔。



最後の晩、おっさんとノッポと飲んだくれて話をしてた時のこと。
おっさんは何回も言ってた。



「We are good company!! right?」



ただ一緒に飲んだくれていただけだけど、いい仲間だったぜ、パット、そしてヨハンよ。

パットに連れて行かれたドンデッドのどこかの新年会

きつい酒でおとおりして

酒も回って太鼓や鈴で皆が音を出す

宿の新年会 中央にあるのが焼肉鍋 どうやらシンダートと言うらしい

宿の旦那がつけてくれたお守り

またいつか行きたい場所の一つ

ヨハン

パット

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