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ネパール~ダルバート/タルカリ~

2007年3月17日

ダルとは豆の汁。バートは米。タルカリは野菜のカレー煮(炒め)。お皿一杯に盛られたバートにダルとタルカリぶっ掛けて手でこねくり回して食べる。 

ネパール人の主食がこれなのだ。つい今しがた、歯医者の先生の自宅に招かれて食べてきた。

歯医者の先生だから、BMWでも乗り回して高級マンションにでも住んでいるのかと妄想したりもしてみたが現実は違った。 

多くののネパールの人と変わらない暮らしぶりだった。医院で待ち合わせをして、先生のバイクでご自宅へ。到着した先は玄関脇に小さな牛舎を構えるお宅だった。 

Drのお部屋はベッドと医学書の詰まった本棚があるだけ。 

ご飯は台所の床にDrと並んで座り、おかわりをよそってくれるDrのお母さんと向き合う形になる。見よう見まねで右手を使って食べる。ウマシ。 

しかし、先生は普段から無口なので会話が弾まない。ちょっと前なら気を使ってこちらから話しかけただろうが、黙って静かな時を過ごす。 

そしてデジタルカメラは暇な子供達の餌食となった。 


歯も治ったし、子供の餌食になるにも疲れた。 
そう。そろそろ次の場所だ。場所はもう決めてある。ポカラで煙に包まれ考えた結果、日本には帰らない事にした。 


31歳を目前にオーストラリアに出稼ぎに行くことにした。3月24日、ちょっと借金して買ったチケットでカトマンズからクアラルンプールを経由してオーストラリアのパースへ。年齢制限ぎりぎりでワーキングホリデーへGOなのである。 


働いて金貯めて、その資金でもう一回旅をしようと思う。金なんて貯まらないかも知れないけど、ここは勢い重視で。相変わらず情報不足でオーストラリアについてはほとんど情報無しだけど。 


と、言う事で当分日本には帰らない事に。 
一年か二年か。先の事なんて確約できないけど。 
行ける所まで行ってきますわ。

ネパールの歯医者さん Drはインドで学んだそうだ

Drの家に招待された時 医者がこんな庶民的な家に住んでると思わなかった

敷地に入ると建物の数も多く、比較的裕福なかていだったのかなと思う

どうやら数家族で住んでいるようだった

台所 ここに地べたに座りDrと並んでダルバート・タルカリをご馳走になる おかずやご飯が減るとお母さんが無言で継ぎ足してくれる

Drのお部屋 医学書なのだろうか沢山の本が並んでいた

これはDrの所で食べたものではないが、国民食のダルバート・タルカリ ダル=豆スープ バート=ご飯 タルカリ=野菜のカレー

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