やられちゃいましたinティファナ
- ナシオ
- 2015年11月8日
- 読了時間: 4分
いやー、早速やられてしまいましたよ。 宿でパソコンとipodとハードディスクを盗まれてしまいました。 ゴーゴーバーへ行ってみたり、メイドカフェに行ってみたりと楽しみ始めていたティファナの街。
プリンプリンのお尻のオネーチャンを見てにやけたり、メイドカフェのオーナーと話し込んだりと久々の旅路で面白い出来事に遭遇してたんですけどね。 4日目の朝、起きてすぐコーヒーを買いに出かけた。 メキシコでもコンビニで手軽にコーヒーが買えるので近所のコンビニに向かった。 コーヒーを買って宿に戻ろうと思ったのだけれど、屋台のタコスがとても美味しそうに見えて、朝ご飯も食べてしまうことにした。肉の煮込みをのせたそのタコスは見た目どおり美味しくて、2つ食べてもう1つ追加してしまったほどだ。 時間にして30~40分だろうか、宿に戻って鍵を受け取り部屋に入った。 荒らされた様子は無いのに何かが変だった。 そう、ベッドの上に置いてあったipod touchの姿がないのだ。 慌ててシーツをひっくり返したりして探すがどこにも無い。 シーツをひっくり返しながら、起動に時間のかかるノートパソコンの電源を朝起きて入れていて事を思い出す。そいつもベッドの上に置いてあったのだ。 やられた! いつもなら、外出する時は貴重品用のバックパックに大事なものをしまってワイヤーロックをかけるか、それを持って出歩くことにしているのだが、その日の朝だけはコーヒーを買ってすぐに戻るだけだから、とベッドの上にそのまま置いて出てきてしまっていたのだ。 自分のミスである。気が緩むとはこういうことだ。 宿のスタッフに慌てて話をしにいくが、彼もまた驚いているようだった。 何人かの従業員が集まって、その日に宿泊していた人間のリストを確認したり他の部屋を確認しはじめた。 受付にはスタッフが一人座っていたのだから、誰か通ればわかるはずだ、というような事を言って年の往ったスタッフが若いスタッフを玄関から匍匐前進させて姿が見えるのか確認していた。 状況的に宿のスタッフ、もしくは関係者が怪しいのだけれど、そんな様を見ていたら少し笑えてきた。 これで彼らが盗んだのであれば、相当な役者である。盗まれた品々はおかしな小芝居の代金だとして諦めよう、と思った。 保険にも入っていないし、悪名高きティファナの警察に話をするもの骨が折れそうだったので、警察は呼ばない事にした。 とりあえずインターネットカフェに行って、メールやSNSのパスワードを変更したりipodにロックをかけたりと最低限自分でできることを済ませた。 多くの人で賑わうであろう週末の夜のティファナの街を楽しもうと思っていたのだけれど、それどころでは無くなってしまった。せめてもと大好きなハンバーガーと大量のビールを買い込んで早い時間から部屋で飲んだくれて眠った。 そして今朝、宿の玄関で一服していると宿泊している若いメキシコ人と話をする事になり、昨日の出来事や謎のミサイル発射のニュースで盛り上がった。話をしてみると彼もまた、街中で詐欺にあったりしていて親近感が沸いてしまった。 時間もあったので、彼と街に歩きに出た。 安い中古のノートパソコンがあるかもしれない、なんて事を教えてくれたので。 ゴーゴーバーのあったゾナ・ノルテのあたりまで行くと、通りを埋め尽くすように露店が並び香港の廟街のような場所にぶつかった。彼と出会わなければ来る事も存在すらも知らない場所だったので、そこに足を踏み入れることが出来て僕は嬉かった。 中古品というか盗品のような物がある店もあったので、僕の物もそのうちここに並ぶのかなぁなどと思うと少し切なかったけど。 と、いうわけでブログの更新も滞りそうです。どこかでノートパソコンは手に入れたいとは思ってますが。 今晩の深夜にティファナからグアダラハラに飛行機で一気に移動します。 自分に非があるのも理解してるし寝込みを襲われずに良かったと思う。何より始まったばかりの旅路の気が引き締まったと思って元気に動いてます。
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