グアダラハラでのんびり
- Keisuke Takanashi
- 2015年11月13日
- 読了時間: 3分

グアダラハラに来てから5日目の朝を迎えました。
宿がユースホステルという性格上多くの旅行者と出会い、話し相手にも困らない日々を過ごしてます。
ここグアダラハラはメキシコシティに次ぐ第二の都市。 国境の殺伐とした雰囲気のティファナに比べると、歴史的建造物も多く観光しやすい街に思えます。 ティファナで見かけなかったスーツを着たサラリーマンのような人やお洒落な女の子を見ると都会に来たことを認識します。 ただ、ティファナで痛い目を見たせいか、あまりカメラを出すこともなく歩いては休み歩いては休みを繰り返しています。
街の中心のカテドラルから東へ向かっていくつかの教会や劇場、人々が寛ぐタパティア広場を通り抜けるとオスピシオ・カバーニャスという世界遺産建築がある。 有名な歴史的建築をざっと見るだけならこの東西を結ぶ線上を歩けば済んでしまう。
その西側にあるタパティア広場の南側にリベルタ市場という大きなマーケットがある。 食品や土産物に工具に偽ブランド品など、生活するのに必要なものはここですべて揃ってしまうのではないかと思うほど多種多様な店がひしめきあう。 人がすれ違うだけの幅の通路を歩いると、似たような店が多いので自分が今どこにいるのかすぐに分からなくなる。
その、人と店と品々が溢れかえる市場の熱気に惹かれてグアダラハラに来てから毎日足を運んでいる。
食堂街もあって、ティファナのメイドカフェで教えてもらったビリャ(birria)というヤギ肉を煮込んだスープもここで食べることが出来た。 多少の臭みはあったものの香辛料の効いたスープは抜群に美味かった。
昨日、昼飯を食べに行った時の事。 店に掲げてあるメニューを眺めながら、どこの店で食べようか迷っているとやたらと混んでいる店に出くわした。 沢山の店があるのにこれだけの人がここに集中するのは何か理由があるはずだと思って席が空くのを待った。
観察しているとオカズの乗った皿とは別にトルティーヤが出てきていた。オカズは皆好みのものを選んでいるようだ。 トルティーヤの付いた定食のようなものだと認識して席が空くと店の上に掲げられたメニューから知っている単語、カルネ・アサダを注文した。カルネ・アサダは言ってしまえば焼肉だ。
店員に何かを聞かれて一瞬戸惑ったけど、アロッソという言葉が理解できたのでそれをお願いした。
スペインを旅行中にキャンプで自炊していて米を炊いていたのだが、アロッソが米を意味することをその時に知った。 トルティーヤの代わりに米が出てくるものだと思って料理が来るのを待った。
出てきたプレートにはとても薄いステーキにトマトと生の玉ねぎ、それにチャーハンみたいな物が乗っかっていた。 想像通りだ、と思っていたら後から三枚トルティーヤが出てきた。ご飯はおかず、だったのだ。
その辺の人の真似をしてトルティーヤにプレートのおかずを巻いて食べてみた。 テーブルの上のサルサソースをかけるとやたらと美味しくなった。
これで27ペソ。200円ちょっと。 腹の満たされ具合からしたら抜群のコストパフォーマンスに思えた。 相変わらず言葉の壁は大きいけれど、お気に入りの場所が出来た事でただ散歩してるだけでも日々心地よく過ごせるようになってきました。下町風情を感じられる市場、いいもんです。
今週末から月曜日にかけて連休、月曜日がメキシコ革命記念日と言う事でグアナファトは込み合いそうなのでそれまでのんびりグアダラハラで過ごそうと思います。
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