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ちょっビビったり楽しかったり グアダラハラ

  • ナシオ
  • 2015年11月14日
  • 読了時間: 3分

今日は二日酔いでぐったりしております。 と言うのも、同室のスイス人の若者とチャプルテペック通りと言うバーやらクラブなどが立ち並ぶエリアに夜遊びしに行って飲んだくれていたのです。 女好きの彼が以前にナンパしたメキシコ人の女の子が飲んでいるというバーに行こうぜ!とタクシーで10分ほどのそのチャプルテペックに向かったのです。週末のチャプルテペック、多くの若者でにぎわっておりました。目的の店は大通りに面しておらず、人気のない通りを少し歩いたところにありました。 バーに着いてその彼女と会い、3人でメスカルを飲んだりビールを飲んだり。彼と彼女はいちゃついてるんだけど、僕を気にかけてくれてほっとかれずに済みました。 深夜2時頃だったか、そろそろ二きりにさせるかと思って一人店を出て帰ることにした。 タクシーで帰ろうと思ったけれど、30分も歩けば着くという話を思い出して歩くことにした。 今思うとその時間に一人街を歩くなんて恐ろしい選択をしたものである。酔っ払いの判断力はひどいものだ。 警戒しながら宿とチャプルテペックを結ぶ大通りへ出て歩く。人気はなく走り抜ける車の音だけが響く。 そろそろ見慣れたエリアに入るな、と思った頃だ。通りを走る車からいきなり冷水をぶっかけられた。 びびったな、本当に。ただの悪戯で良かった。 その日の昼間も市場の周辺で一眼レフで撮影してたら、露天商から写真を撮るな!と怒られたりもしていた。おそらくコピー品を扱う連中が写真を嫌がったのだろう。しかし一日のうちに二度もびびってしまった。 だけども楽しいこともある。 市場の食堂に行って、何を食べようかとぶらぶらしてると20センチくらいのバゲットに肉を挟んでるものを発見した。肉がごろごろ入っているように見えたそのサンドイッチに食欲をかきたてられて、ショウケースのサンドイッチを指さして、一つくださいと頼んだ。 出来合いのサンドイッチにしては注文してから出てくるまで時間がかかるなぁ、と思っていたらこれまた驚かされた。バゲットのサンドイッチが赤いスープに浸されて出て来たのである。 なんじゃこりゃ?と思ったけれども、まずスープを飲んでみた。塩気の強いトマト風味のスープだった。スープを吸ってふやけたバゲットと肉を食べると、なかなか美味い。ふやけたバゲットから何だか優しい印象を受けた。 宿に帰っネット調べてみると、トルタ・アホガタと呼ばれるその食べ物はここグアダラハラの名物料理らしく、これを食べていなければ本当にグアダラハラを訪れた事にはならないぞ!と地元の人が言うような、いわばグアダラハラっ子のソウルフードめいたものらしかった。 我ながらなかなか良い選択だったと思うと気分が良かった。 さらには、日本を発つ前に考えていた「世界の現場から」の記念すべき一枚目の写真を撮る事が出来た事も嬉しい。世界中で工事現場の作業員と一緒に作業でもしてるような写真が撮りたいと思っていたのだけれど、ただ一緒に写真を撮る事が出来ただけでも満足だった。 ビビったり楽しかったり。 グアダラハラの日々はこんな感じて過ぎております。

 
 
 

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