親方、作業開始です!~グアナファト~
- ナシオ
- 2015年12月6日
- 読了時間: 3分

良く晴れた日曜の午後を宿の屋上でのんびりしているナシオです。 スペイン語学校に通い始めて2週間が過ぎましたが、いきなり話すことが出来るようになるわけでもないんだけれど、日々少しづつですボキャブラリーが増えて行くのを実感してます。 学校の授業は日本人の先生とメキシコ人の先生によって行われるわけですが、僕が受けているメキシコ人の先生とは音楽を通じて仲良くりました。 メタルやらロックやらハードコアが好きであるというのが共通で、YOUTUBEでPVを見ながら動詞や名詞の勉強をしたりするので僕にとっては頭に入りやすい気がします。先生に教えてもらったメキシコのメタルやハードコアのバンドはいずれ紹介したいと思います。 頭に入ってきやすいと言えば、仕事に関する言葉たちが一番かもしれません。 音楽の趣味の合うその先生は、僕が現場上がりの人間だと知ると現場仕事を通して授業を進めてくれました。 大工道具の説明やら土木・建設に関する言葉など、興味のある事でスペイン語が学べるので面白く授業を受けています。 例えばノコギリと言う名詞も少し変化させれば「ノコギリを挽く」という動詞になったり、建物を乗せる「基礎」と言う単語は日本語と同じように、「ギターのテクニックの基礎」といった使い方ができることなど、興味深い勉強が続きます。 ペンキのシンナーの話が出た時に日本だとシンナー遊びとかするんだよーと先生に話すと、メキシコも同じだし大人たちは見て見ぬふりをしているよ、なんてメキシコ社会のちょっとした事を知れたりします。 それにしても、毎朝早くに起きるのが嫌で仕事に行くのが日々憂鬱だった自分が、仕事のに関する話でスペイン語を勉強するのが楽しいとは不思議でもあります。まぁいくら興味深く楽しく授業を受けても、復習しないとすぐに忘れてしまいますが...。 さて、学校から依頼されていたホワイトボード作りを昨日から始めました。 合板に塗料を塗って壁にかけるまでがお仕事なわけですが、まずは合板のやすり掛けとパテ埋めをやり始めました。 場所は学校の屋上で。 普段立ち入れないので、宿の屋上とは違ったグアナファトの街の景色が見ることが出来て気持ち良い場所です。 夜は風が吹いて寒いグアナファトですが、日中晴れていると強い日差しが肌に突き刺さるような感じを覚えます。 借りてきてもらったサンディングマシンでやすり掛けして、酷い凹凸にはパテを塗って埋めて。 この上に文字を書くと思うと、いかにフラットにするかが肝だと思って念入りにやってます。 さらには自分の作ったものが残ると思うと気が抜けませんな。 来週中には完成させて壁に引っ掛けたいなぁ。 やすり掛けで足袋も作業着も木の粉で真っ白になってしまったので、帰りがけに市場の横にある露店でリーバイスの偽物のパンツを一本買っちゃいました。200ペソ、1500円ほどだしまぁ良いかなと。 さらには帰り道の道中、前と後ろと腕に骨の描かれた長そでTシャツも。 気分はMISFITS、またはBALZACでございます。 宿代も学校代も安く済むと分かって財布のひもが緩くなっちゃったのかもしれないです。 数日前にはアコースティックギターを買ってしまいましたし。 旅先で毎回ギター買ってます。持ってくりゃいいのに、とも思うけれど。 今回はただコードを弾くだけじゃなくて、苦手だしやった事もないクラシカルなギターを練習しようと思ってます。 とりあえずネットで「戦場のメリークリスマス」の楽譜を見つけたので、押尾コータローばりに弾けるように頑張りまっす。
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