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ここ最近と近所の話~グアナファト~

  • ナシオ
  • 2015年12月18日
  • 読了時間: 4分

改装中のお部屋

グアナファトに来てからそろそろ一か月が経つ。 写真は改装中のお部屋。 こちらは日差しのある日中はTシャツでも平気だけども、太陽の光を失った夜は寒い。 寒くてしかたないのだけどもビール片手に宿のテラスで煙草を吸いながらいつもと変わらない景色を見る。

語学学校に通い始めた頃は宿に帰ってその日の授業の復習をしていたが、ここ最近は授業が終わった後に学校の部屋の改装をしているので宿に帰ると疲れてだらりと過ごしてしまう。 適当なところで仕事を切り上げて夕方5時頃宿に帰ると、日本で仕事をしていた時のように宿の隣のコンビニでご褒美ビールを買い込み宿のテラスで一杯やり始めるのだ。

学校の部屋の改装はペンキ塗りと配管の目隠し、それにホワイトボード作りをやっている。

日本の家屋とは違ってブロックやら石やらの上にモルタルのようなもので壁が仕上がっているのだけど、防水が適当で水が入ってきた場所のペンキがボロボロとはがれてしまう。 なのでヘラでペンキを剥がし鉄のブラシで壁をこすり、崩れてしまった壁の穴埋めなんかをここ数日はやっている。 水が入りそうなところにはコーキングを打ちたいとも思っている。

そういえばこのあいだ一晩じゅう雨が降った翌日、宿も大きなスーパーマーケットも酷く雨漏りしていた。全ての家や建物がそうではないとしても、雨漏りはしょうがない事だとメキシコの人は捉えているのだろうか?

授業と仕事を終えて宿に帰りビールを飲んでると、旅と言うよりはこの地で暮らしていると言ったほうがしっくりくるような気がしてしまう。 テラスから見える色とりどりの家々はクリスマスが近づき電飾を飾る家も増えてきた。クリスマスと年越しのグアナファトはどんな盛り上がりを見せるのだろうか?

眼下に広がるセルバンテス公園のドン・キホーテとサンチョは重症だ。 ロシナンテに跨るドン・キホーテとお供のサンチョの像は背後の急な斜面にネットをかける法面工事の為に養生シートでぐるぐる巻きになっているのだ。

急斜面で作業している男たちを見ると小笠原の兄島の柵作りの仕事を思い出した。 辛かった日々が懐かしくなり、作業を共にした仲間や週末飲んだくれていた島の友人たちを思い出す。

公園の隣には遅くまでやっているトルタ屋がある。 トルタとは小ぶりな20センチにも満たないバゲット、ポリージョで作ったサンドイッチの事だ。 そのトルタ屋のトルタ・デ・ポョ、鶏肉のサンドイッチが25ペソ。毎回それしか買わなので、店のおねーちゃんはこちらが注文する前にトルタ・デ・ポョでしょ!と言ってくる。 頼んでから時間がかかるが、揚げたような鶏肉の入っているこのトルタは絶品だ。

毎晩買うか迷う。今夜は買いに行こう。

そのトルタ屋の隣に服屋を挟んで小さな商店がある。 日曜の夜になると酒類が買えないここグアナファトだが、その店は割高になるがビールを買うことが出来る。 宿の隣のコンビニで買えない時はその店に足を運んでビールを買う。 500ミリ缶がコンビニだと13.5ペソだがその店での日曜価格は17ペソ。 黒い中身の見えないビニール袋に入れて渡してくれる。

そこから中心地とは逆方向の坂道を進むと、美味しいと評判のコーヒー屋「カフェ・タル」がある。 それを通り過ぎ、さらに一泊だけ泊まったおばさんの家を超えると右手にパン屋がある。 「カフェ・タル」の手前にもパン屋があるのだけど、少し歩いたそのパン屋の方が美味い。

ポリージョ、小さいバゲットが一個2.5ペソ。数十円。これにスーパーで買ったハムを挟んで良く食べている。

スペイン語の上達は亀の歩みよりものろいが、買い物には困らないくらいには成長してきてる気がします。 ああ、腹が減った。 トルタとビールを買いに行こう。

 
 
 

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