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ナシオの尻が敗北した日~レアル・デ・カトルセ~

  • ナシオ
  • 2016年2月13日
  • 読了時間: 4分

寒過ぎて観光客も来ないせいか、平日はひっそりとしたレアル・デ・カトルセでございます。温度計がないので天気予報頼りの気温ですが、最低気温が氷点下!寝袋持ってて良かった~。

商店も店を開けないか開けても早くに閉まるかといった感じで、不便なようなゴーストタウン感が出て良いというか...。

さてさて、楽しみにしていたペヨーテのツアー。

まだ日も昇りきらない早朝6:30にカウボーイのおっさんと集合してブツのある場所まで馬に乗って移動開始。

馬に乗ったのはいつぶりだろう? エジプトのピラミッド見学ツアーでぼったくられた時に乗った以来だろうか?

暗闇の中、おっさんの馬に繋がれた馬に乗って結構急な坂道を下っていきます。 お馬さんもよく暗い中に歩けるもんです。

少し明るくなり道も平坦になりかけたところでおっさんの馬と僕の乗っている馬を離しました。カウボーイ気取り、いや騎馬侍になった気分で背筋を伸ばしてトコトコ進んでいきます。

十分に陽が昇ったくらいで突如として馬が走り始めたではないですか! 一瞬焦りましたが自分の中でアドレナリンが出てくるのが分かったのでそのままGO。

ぶら下げていたカメラが気になったので、手綱を手前に引き馬を止めようとしたのになかなか止まってくれないのには困りました。

いきなり走り出してそれを止めて、の繰り返しでお馬さんに弄ばれる事2時間ほど。

開けた平野でペヨーテを探します。おっさんはぽんぽん見つけるんだけど、自分じゃなかなか見つけられない。

ここにあるぞー、と見せてもらったペヨーテ。こりゃ素人にはすぐ分かるもんでもないですな。

先住民族ウイチョル族の儀式に使われると言うペヨーテ。 それらの人以外が使用したりするのは表向きには違法。しかしここレアル・デ・カトルセの名物みたいなもんです。

と言うわけで話を帰り道まで進めちゃいます。

おっさんの手ほどきの元、一通りペヨーテ鑑賞を楽しんだ後帰路に着いた訳です。

街の手前まで来たかと思うと来た道とは違う崖っぷちをお馬さんが進んでいきます。ただ歩くだけでもおっかない獣道、馬に乗って目線が高い分余計に恐ろしさを感じます。カウボーイのおっさんは「オラレ~!」とか言いながらノリノリです。

おおよそ往復5時間馬に乗ってお昼頃には街へ帰ってきました。 馬を降りてその辺に腰かけると、疲労感が一気にやってきました。足腰がぐったり疲れてるのが分かりました。オヤジに代金600ペソを払いその場を後にしました。

宿に帰り少し休もうと横になると、疲れのせいか?壁にかけたバスタオルが歪んで見えます。 日中は部屋に居るより日の当たる場所に居た方が暖かいので、テラスに出て日向ぼっこをする事にしました。なんとキラキラした田舎町だこと。

重い腰を上げて買い出しに行ったり、土産物屋の古銭をじっくり選んだり。 公園の脇でアクササリーを売るヒッピーとお話したり。疲れを忘れてふらふらしてました。

日が暮れる前には宿に戻ってシャワーを浴びることにしました。

服を脱ごうとしたその時です。

パンツの一部がお尻から離れない! 馬上でケツを叩かれ痛いだけかと思っていたんですが、もしやと思いそーっとパンツを脱ぎます。

痛みを感じながらパンツを脱ぎ終わり小さな手鏡でお尻を確認したところ・・・。

尻の皮がペロンと剝けて居るではないですか!!!

イタリア~ポルトガル間のママチャリ旅にもベトナム夜行列車の木製ベンチシートにも打ち勝った尻が無残にも敗北した瞬間。歳なのか、それともグアナファトからの12時間のバス移動で尻の皮が弱っていたのか...

オロナインを塗りこんでトイレットペーパーをセロテープで固定して治療!

こんなんじゃ戦国時代の俺は足軽どまりだな...。 尻の皮も剥けてしまったのでさびれた街でのんびりしております。

 
 
 

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