セックス・ドラッグ・メキシコシティー
- ナシオ
- 2016年3月8日
- 読了時間: 3分
メキシコシティーに来てから一週間が経ちました。
ここしばらく田舎町ばかりに行っていたので、世界有数の大都市に戸惑いを隠せません。
新宿や渋谷のどこかみたいに都市独特の臭さ、数多くの車にバス。 タイヤで走る車内の狭い地下鉄はスリが多いようでなかなか気が抜けません。
かと言ってつまらない訳でなく、都会ならではの遊びも楽しんでいます。
メキシコのプロレス「ルチャ・リブレ」を見に行ったり、一度見てみたかったディエゴ・リベラの壁画、「アラメダ公園の日曜の午後の夢」も見る事が出来ました。

久しぶりのすき家の牛丼も味わえたし、香港の廟街をはるかに超える規模の露店が立ち並ぶテピートと言われるエリアにも足を運びました。
今日はテオティワカン遺跡に行って「太陽のピラミッド」に登って、遥か昔のその場所がどうなっていたんだろう?などと物思いに耽っていました。

SEX EXPOと名のついた大人のおもちゃの展示会のようなものにも足を運んだりもしました。 客寄せのポルノ女優達がほぼ全裸の状態で踊っていたり、みんながエロを満喫してる感じのイベントでした。

宿の周りにはおかまの娼婦が立っていたり、別のエリアに行けばちゃんとした?娼婦もいるようです。
まだまだ見ておくべきものも沢山あるのでしょうが、この一週間で一番強烈だったのは路地のクラブです。
交差する通りを結ぶ細いL字型の路地ですがその一角が深夜から朝方までクラブになっていたのです。
DJブースとバーカウンターは路地に面する店舗にあるのですが、ダンスフロアはロープで区切られた路地の一角なのです。夜23時頃、200円弱のお金を払ってロープを越えるとそこはもう無法地帯でした。
絶えずどこかからマリファナの臭いがしていて、どこかしらでジョイントを巻くメキシコ人の姿がありました。 それだけならまだ可愛いもんですが、小さいパケから鍵でコカインをすくいそれをキメる奴らにMDMAか何かの錠剤を落としてしまって携帯のライトで必死に探す女の子の姿も。
L字のその路地からは時たまパトカーのパトライトが見えますが、特に気にする事もなくパーティーは続いて行きます。
かかる音は近くてもゴアのパーティーとは何か違うんです。 ヒッピーな感じのゴアとは違って、もろにストリートのパーティーなのです。 石畳を踏みしめ踊るメキシコの不良、いやジャンキー達。
声を掛けられ話してみても目の焦点の合ってない男。 空を見つめ一心不乱に踊る男や笑顔を絶やさず踊る可愛い女の子。
たった30ペソ、200円弱を払わずロープの外で踊るやつらの姿もありました。
ドープなメキシコシティーに溺れてしまうのは簡単なように思えますが、光と影がはっきり見えてくるこの感じ嫌いじゃないです。
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