

雨に煙るティカル遺跡~ティカル・グアテマラ~
1年のうち13か月も雨が降ると言うコバンの街を経由した事で僕は新たな能力を身に着けてしまったのか。 リビングストンに引き続きフローレスの街でも毎日のように雨に降られていた。当てにならない天気予報と空模様を見比べたりしながら、いつティカル遺跡に足を運ぼうか悩む日々だった。...


リビングストンからフローレスへ~グアテマラ~
リビングストンの街からどこへ行こうか? 当初はグアテマラの東にちょこんと存在する国、ベリーズへ海路で行こうかなと考えていた。空路や陸路の国境越えと違って船で国境越えだなんて面白そうだな、と言う理由位しか無かったのだが。 リビングストンから海路でベリーズに入り、ささっと北上し...


七つの祭壇の意を持つ「シエテ・アルタレス」へ~リビングストン・グアテマラ~
二日酔いなのか少し気だるい目覚めは、どんよりとした空模様と妙にマッチしていた。 ちょっとばかり飲みすぎたのは否めないのだけど、ギフィティを飲んでいたせいか腹だけはバッチリ減っていた。 「本当に胃の薬になるのだなぁ。」と感心しながら目覚めの一服をつく。...


念願のタパードに大満足!~リビングストン・グアテマラ~
コバンの街の雨を嫌って移動を繰り返してやって来たリビングストンだったけれど、滞在中雨が降らない日は無かった。 スコールのように一時的な雨に降られる事もあれば長時間に渡って降る日もあった。 雨が止んだかな?と思って飯を食べに外へ出たりしても、帰る途中に土砂降りにやられてしまう...


ガリフナの地、リビングストンへ~リビングストン・グアテマラ~
温泉の流れる滝、「Finca el paraiso」を堪能した僕は次の目的地のリビングストンの街を目指した。 リビングストンには「ガリフナ」と呼ばれる黒人奴隷とカリブ諸島の先住民をルーツに持つ人々が多く住んでいると言う街だ。...


温泉の流れる滝、「Finca El Paraiso(フィンカ・エル・パライソ)」へ!~リオ・ドゥルセ グアテマラ~
レイ・マルコス洞窟を探検を存分に楽しんだ翌日、宿の階段の昇り降りで違和感を感じる程度の筋肉痛に見舞われた。 毎日幾らかの山登りをしてから現場仕事をしていた父島の頃から比べると、長旅の間で身体は衰えてしまったようだ。 洞窟探検を相当楽しんだ僕は、美しい棚田で有名な観光地セムク...


レイ・マルコス洞窟探検へ!~サン・ファン・チャメルコ グアテマラ~
僕はコバンのツーリストインフォメーションでもらった、手書きの地図を見ながらバス乗り場まで向かった。 初老の女性がレイ・マルコス洞窟までの行き方を説明してくれた紙切れだ。 インターネットが普及してスマホ一つで旅の情報収集から飛行機のチケットのブッキングまで出来るようになった時...


アンティグアからコバンの街へ~グアテマラ・コバン~
宿を変えただけでこうも快適、と言うかストレスが減る物なのかと思った。 結局ドミトリーで45ケツァールの飲んだくれが管理する宿から、個室で60ケツァールの宿に居を移した。移った先の宿はバナナとパンケーキとコーヒーと言うシンプルな物だが朝食が付き、酔っ払いに絡まれる事無く静かに...


死者の日の凧揚げ祭りへ!~スンパンゴ・グアテマラ~
飲んだくれの日々を過ごしていると死者の日はあっという間にやって来た。 11月1日の死者の日、僕は早起きして宿のテラスでコーヒーと共に目覚めの一服をしていた。 僕がテラスに上がる姿を見たのか、女性オーナーの「男」がやって来て酒臭い息を吐きながら何度も何度も...


飲んだくれて死者の日を待つ~アンティグア・グアテマラ~
ある朝、いつものようにキッチンにある無料のコーヒーを飲もうと1階のキッチンに行こうとした時だった。 「貴方、彼にお金を払ったりしていない?」 と、女性オーナーから不意に声を掛けられた。 払っていない、僕がそう答えると彼女はこう言った。...